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2.Drive Image CD-R 2001
2003.2.25
 PCを使う上で一番怖いこと…それはリカバリです。無論、リカバリすれば治る、というのは買い替えをしなくてはならないのと比べればまだましな状態なのですが、プリンタやら周辺機器の設定、アプリケーションの再インストール…ともかく膨大な時間が必要で、とにかく精神的なダメージが非常に大きいです。私も何度か酷い目にあってきました…。
リカバリCDを作れる!?
 そんな時、雑誌で目にしたのがパワークエスト社のDrive Image CD-R。なんとCD-RからリカバリCDを作れると言う、夢のようなソフトなのです。ただ、この為だけに一万円…最初は少し悩みましたが、思い切って買ってみました。なお、動作保証のあるドライブを使用しないと駄目らしいので、パワークエスト社のHPであらかじめ調査。私の持つI-Oデータのコンボドライブがリストにあった為、購入致しました。
 使い方は、ソフトをインストールした後、起動すると仮想DOSモード?(多分です…)で再起動します。そこでHDDのパーティッションを選んでスタートすると、「その時の状態」のリカバリCDが出来るという優れものです。10倍速の私のドライブで、8GのCドライブのリカバリディスクを作ったところ、約30分程度で出来あがりました。
早速PCがクラッシュ! リカバリしてみる。
 試そうにも、下手に失敗すると嫌なのでそのまま放っておいたのですが、2ヶ月ぐらい経った後、理由も無くWINDOWSがまともに起動しなくなりました。そこで早速リカバリCDを使用。すると見事に復旧致しました!! リカバリCDを作った後にインストールしたソフトと、その後のメールは全て消えてしまいましたが、1から復旧することを考えれば凄いことです。もうこれ無しでは私はPCを使えません(笑)
ユーザーとして思うこと
 こうして特に問題が無いソフトなのですが、使っていて色々と思うことがあるので、参考に書き連ねます。
・Cドライブはなるべく小さく!
 このソフト、リカバリする時に自由にパーティッションが選べるので、私はCドライブにはWINだけで、他のソフトはDドライブに格納しているのですが、もしC・DともにリカバリCDにしたら、それはとてつもない量になってしまいます…アプリケーションなどは再インストールするのとリカバリするのは対して変わらないので、CドライブはWINDOWSと各種ドライバだけにすべきだと思います。というのも、WINがクラッシュする原因は、大体がWINそのもの(IEやOE含む)か周辺機器のドライバーですのでね。
・古いリカバリCDは捨てるな!
 その後、もうクラッシュしてリカバリしたところ…なんと、数日後に同じ現象が。どうやらとある周辺機器が問題らしいのですが、ドライバを消して治りません…そこで、その周辺機器が無い状態で作った昔のリカバリCDを使用したところ…その後無事に起動しました。
 このリカバリCDは、「その時の状態」でリカバリCDを作る為、悪い状態はそのまま残る形になります。その悪い部分も、いつ発動するかわかりませんので、出来るだけ昔のリカバリCDも取っておくことをお勧めします。
・リカバリCDが作れない?
 私、リカバリCDが何度か作れないことがありました。まず、スキャンディスクをしてからやってくださいと言われた事が。1枚CDを無駄にしました。スキャンディスクとデフラグはやってからにしましょう。次に、とあるソフトをDドライブにインストールした後、これは頻繁に設定を更新するからと、Cドライブに移してリカバリCDを作る時に入れるようにしようとそのままコピーしたら…リカバリCDを何度作ってもエラーになりました。そのファイルを消したところ、何の問題も無くリカバリCDを作れましたので、そのソフトを改めて今度はCにきちんとインストールしたら問題無くリカバリCDを作れました。そういうわけで気を付けましょう。

 最後に…このDrive Image CD-Rですが…現在発売されておりません(笑) というのも、これは元々Drive Image というソフトの機能限定版(本家はCD-R以外のメディアにもリカバリ領域を作れる)なのですが、現在はこの機能限定版は発売されておらず、本家だけになっております。ま、多少値段が高いだけで(CD-Rは8000円、本家は15000円ぐらい)特に問題はありませんが。
 というわけで、ヘビーユーザーさんであればある程、このソフトの素晴らしさは身に染みると思いますので、予算に余裕があったら是非お買い求めください。


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